雑誌に書けないみーたん
2014.02.27 Thu
「おいしい三姉妹」2巻発売です。
新キャラクターも登場して恋路はあっちへこっちへ。 さて、今回は「食べものを描くのって難しいネ」というお話し。 基本的に、できるだけ「おいしい三姉妹」の食べもののショットでは、 写真をトレスして作画しています。こんな感じですね。 ![]() 連載を始める前は今まで漫画でもよく見てきたし描けるだろうとタカをくくっていたんですが、 いざ描いてみると写真を下敷きにしてもおいしそうに描くのはすんごい難しいの。 写真で撮る際は、自分も食べてるし、味も知ってるし、描いてると思いだしてお腹空くし、 と言ったわけなんですが、絵にすると色んな情報が失われますので、台詞やキャラの表情で補足するわけですね。 最初は写真が頼りだったわけですが、そのうち写真無しの方が都合良く描けたりとかしてくるわけですよ。 というわけで、今回は「描きやすかった物、描きにくかった物ベスト3」です。 ※〜二巻まで 描きやすかった物ベスト3 「松茸弁当(二巻その一六「腹十二分目」より)」 松茸ご飯、松茸の天ぷら、その他諸々、これは写真がなかったんですが、 意外と難なく描き上げた記憶があります。 松茸の天ぷらなんか食べたことないですよ。 おなかすいてきた。 描きやすかった物ベスト2 「空豆(二巻その十「豆な女」より)」 これに限らず、焦げが入る物は比較的描きやすいですね。 食べものは焦げを描いてればなんとかなる、そんな気がします。 空豆の網焼きです。ゆでるよりおいしくて簡単なので是非皆さん試して下さい。 これを書きながら袋ラーメンを作りました。塩です。 描きやすかった物ベスト1 「キャラメル(二巻その一五「思い出は甘く」より)」 このために数年ぶりにキャラメルを買ってきましたけど、 実際にはお話し同様、キャラメルよりもキャラメルの紙で作った物を参考に…って感じでしたね。 キャラメルは四角なくらいですから…。描きながらキン肉マンのサンシャインをなぜか思い出しました。 ラーメンの汁がはねてモニタが汚れました。 逆に 描きにくかった物ワースト3 「牡蠣(一巻その四「牡蠣のこころ」より)」 この次の話も牡蠣でしたが、牡蠣の殻の面倒なこと! この時まで牡蠣の殻がどんな風に出来てるのかなんて知りもしませんでしたよ。 写真は参考程度にトレスどころじゃなかったです。 殻は捨てずにまだ取ってますが、欠片とかゴミになるしなんか色具合が死んだ感じになってます…。 箸と間違えてタブレットのペンをラーメンに突っ込んでヌルヌルになりました。 どうしよう…。 描きにくかった物ワースト2 「筑前煮(一巻その一「お父さんの筑前煮」より)」 第一話ですね。 まだ写真資料が無くて、お煮しめと筑前煮の違いもわからなかった頃です。 内容物はこんにゃく、里芋、人参、レンコン、椎茸、鶏肉なのですが、 無意識に描くと不思議と食材のバランスが悪くなるんですね。 一つ何かを描く度サイコロを振って次に描く物をランダムに選んだ記憶があります。 ちなみにお煮しめと筑前煮の違いは鶏肉が入ってるかどうかくらいの認識です。 ちょっとお腹が温まって眠くなってきました。 描きにくかった物ワースト1 「治部煮(二巻その十一「煮物は寝かせて」より)」 治部煮です。 鴨肉に小麦粉をまぶした物、生麩に白ネギの切った物を入れて少し甘辛く煮た物です。 本来はすだれ麩という物を使うようですが、今回は生麩を使いました。 なんといってもコレ、絵になりにくいというか汁の中に沈んだ物とか色々で…。 残りは編集が持ち帰り、次の日の朝、治部煮うどんになったと聞きます。ギギギ 参考画像を置いておきますので、単行本を買ってぜひ見比べてみて下さい。 ちょうど今し方来た宅配のおじさんに「太った?」って言われました。 半年に一回くらいしか来ないのに…! ![]() COMIC ZINさんで購入するとポストカードがついてきます。 セクシーなビールポスター風ポストカードです。裏にはちょっとしたおまけ漫画が。 秋葉原店、新宿店共に特典がつきますので、お立ち寄りの際にはぜひ、よろしくお願いします。 ![]() COMIC ZIN
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2014.02.05 Wed
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