プロフィール

友美イチロウ

Author:友美イチロウ
セクシー漫画家
シャツ・グッズ類販売業
2008年ボブロス画法CRJ講師資格取得(風景)
2011年ボブロス画法CRFJ講師資格取得(花)
2011年ボブロス画法CRWJ講師資格取得(動物)
好きなゲーム:
サイキック・ディテクティヴシリーズ
ファミコン探偵倶楽部

●単行本
・「おいしい三姉妹」
(竹書房刊)全3巻発売中
・「エロまんが編集者・AKi」
(竹書房刊)全一巻発売中
・「性欲。」
(エンジェル出版刊)全一巻発売中
・「サッチー&ユッキー」
(エンジェル出版刊)全一巻発売中
・「にゅーたん」
(講談社刊)単行本1巻発売中

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赤塚不二夫先生、おでかけですか?

赤塚不二夫先生が2日にお亡くなりになりました。


よく考えてみれば、現在30歳以下の人達は先生の作品を知ってはいても、その活躍をあまりテレビで見たことがないのではないのかな?と思いました。

手塚先生や石ノ森先生、その他の漫画家がテレビにもよく出ていた時代、その中でも赤塚先生だけはタイプが違いました。
芸人を食う程の行動力、放送コードでくくれない表現の数々。テレビ局もおもしろがって一緒に組んでたくさんの番組を作ったりしていました。
極端に表現するならば、もうテロの部類です。

セーラー服を着てストリップをしたり、タモリを連れて番組ジャックをしたりと面白いことを思いついたら即行動と言った風で大活躍だったのです。(参考文献:赤塚不二夫漫画大全集263巻収録「ボクとタモリ」)
ちなみにタモリはそのエピソードの中でリイド社の「コミック野郎」で漫画連載してたりします。


さて、そんなはちゃめちゃな赤塚作品と僕との出会いはもちろんテレビアニメですが、漫画少年だった小学校時代に図書館で見つけたぼろぼろの「漫画の描き方」(正確な書名は忘れましたが)が一番心を射貫かれた物でした。
まだ小学校低学年だった僕にカルチャーショックを与えたその内容は「如何に記号化して特徴を出すか」というようなものでした。
赤塚先生の作品に出てくるキャラクター達はみんなおかしな見た目ですが、その元は空想でも何でもなく特徴のある人物をどんどん簡単に記号化していった末のキャラクターデザインだということです。
デフォルメというヤツですね。
記事を書きながら手持ちの「赤塚不二夫漫画大全集DVD-ROM」をあさっていますが、これは収録されてないのかな?
見つからなかったので詳しくは書けないのですが、他の先生方の「漫画の描き方」本が技術的なものや道具の使い方や漫画のルールというものをメインに書かれているのに対して、先生の作家としての飛躍を惜しまず描いたその本で幼いながら目からうろこが落ちたのを覚えています。

「美味しんぼ」3巻(文庫2巻)に収録されている「和菓子の創意」というエピソードの中で唐山陶人のこんな台詞があります。
「味の世界も芸術の世界も変わりはない、新しい美の発見、新しい味の発見、それをなしとげた者のみが認められるんじゃ。」
とあるとおり、「学術芸術上の発明改良創作に関し事績著明なる者」に授与される紫綬褒章を赤塚先生が授与されたのも頷ける理由です。

有名な逸話ですが、赤塚先生は初期の頃、少女漫画を描いていました。1960年代に入り「おそ松くん」の前あたりから今よく知られているキャラクターデザインが主流となり続々とヒットを飛ばすようになります。
ピカソもそうであったように誰もが描く絵からキュビスムに至り名を馳せたようにそのデフォルメや表現は「一種の発明」であったわけです。


今の漫画業界ではデフォルメされたキャラクター作品というものは少なくなってきました。一時期は4コマ漫画でさえ、等身の高い物でなければ採用されなかったりと時代はデフォルメした作品をあまり必要としなくなっているのかも知れません。
古谷三敏先生(代表作「BARレモンハート」)、高井研一郎先生(代表作「総務部総務課山口六平太」)、北見けんいち先生(代表作「釣りバカ日誌」)もフジオ・プロダクション出身の漫画家ですが、代表作をみてわかるとおりキャラクターはデフォルメされたものです。
僕も「みーたん」を始めてキャラクター達をどんどんデフォルメ化(他にデフォルメして描ける作品が無かったため)するようになりました。特に「みーたん」は内容もトゲトゲしいのでリアルに描きすぎると笑えない作品になってしまいます。記号化やデフォルメで面白おかしく包まないと見せられるものではありません。これも幼い時に読んだ赤塚先生の「漫画の描き方」の本が生きているからです。


もしかすると今の時代はデフォルメされた作品を強く求めていないのかも知れませんが、古谷先生、高井先生、北見先生の作品のように雑誌に一つでもそんなあたたかみのある作品があると落ち着くものです。
たまに「みーたん」を見た人達から、なんで本当は上手く描けるのに手を抜いたような絵を描くんだと言われることがあります。しかし、決して絵が上手いだけで物事が伝えられる物ではありませんし、「みーたん」を連載するウチにむしろ少なくなってしまっているそのジャンルに踏み込みたいと考えるようになってきました。
僕もいつか上手いと言われる絵ではないけど、特徴的で暖かい、そんな作品が描ければいいなと思っています。
えぇ、決してうまく描くのが面倒とか、時間がかかるとかそういう理由ではありません。決してありません。

(ちなみに、北見けんいち・著「新宿まんが村」で色々な赤塚先生のエピソードが読めたりします。1巻以降続刊がないのが寂しいですが、有名な赤塚不二夫になっていくきっかけが画かれていたりして非常に面白い本です。)


今日はライブ・イン・ハトヤでも聞きながら仕事をしようと思います。


赤塚先生、天国へおでかけですか?
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